数秘術的に言うと、奇数が強い方は
「精神を重んじる。普遍主義、全体重視(男性思考)」
なのだそうです。

いっぽう偶数は
「感情を重んじる。家族主義、個人の絆重視(女性思考)」
とのこと。

これだけ見てもお分かりの通り、数秘術で言うところの
「奇数」とは占星術の男性星座に対応していて、
「偶数」は女性星座に対応しています。

1.牡羊座(男)
2.牡牛座(女)
3.双子座(男)
4.蟹座(女)
5.獅子座(男)
6.乙女座(女)
7.天秤座(男)
8.蠍座(女)
9.射手座(男)
10・山羊座(女)
11.水瓶座(男)
12.魚座(女)

もちろん個人の出生日で数秘術の奇数・偶数比と、ホロスコープ上での星座男女比が一致するとは限りませんが。
占星術のこんなところに数秘術の影響を感じることが出来るのではないでしょうか。


ところで西洋では何についても吉凶の区分はないので、偶数・奇数でも吉凶を付けることはしません。

しかし東洋の人々は何かと吉凶をつけたがりますよね。
特に数には強いこだわりがあるようです。


日本では、ご存じの通り「奇数が吉」です。

しかし中国では逆に「偶数が吉」ということはご存じでしたでしょうか。

「八卦」「六曜」など、日本でも偶数の言葉が残っているのは、中国由来の縁起物の名残りです。
このように吉凶の考え方が逆なので、中国人への贈り物は注意せよ、と言われています。
日本人が日本の感覚で奇数の贈り物をすると、「縁起が悪い」と怒られるということがよくあるらしい。

ただ中国で「三」だけは例外の数かもしれません。
王様の持つ器具で「鼎」という物があるからです。
「鼎(かなえ)」というのは三本の脚で立つ器のこと。
安定した権力をも表します。
「三」は縁起の善し悪しと言うより、パワーバランス的に神秘があると思われていたのでしょう。

ちなみに、中国で偶数が縁起が良いというのは数秘術に比べればたいした理由がなく、
「八」=末広がりだから
「六」=禄と同じ音だから
みたいな感じの連想。
(「四」は日本と同じく「死」と同じ音だから避けられるが、奇数よりは良い)
あとは、偶数は奇数よりも安定感があるのだということで重宝されるそうです。物理的な理由ですね。

日本で偶数が縁起が悪いとされるのも、確か「分けられる=分裂」という連想だったはず。
それから、偶数は陰陽で「陰」とされることも、「日陰」のイメージから嫌われたのだろうと思います。


どちらにしても本来、奇数・偶数で吉凶のパワーはないでしょう。
陰陽や男女も優劣はつけられないので、誤解なきように。。。

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