神秘的なハスの根っこ「レンコン」の、縁起のいい理由って?

 レンコンの特徴と言えば、10個ほどあいた穴。
 これは、泥の中に育つレンコンが空気を取り入れるための通気口なんですよ。
 この穴が、先が見える、見通しがいい、ということから縁起ものとされています。

 他にも、種が多いので、多産の象徴として、民族信仰につながったと言われています。

 ●また、蜂の巣に似ているから……

 レンコンの花は、仏教やヨガの世界になじみ深いハスの花。
 でも、どうしてハスと言うのかご存じですか?

 レンコンは、花が咲いたあと、実の入ったという部分が大きく肥大します。
 その見た目が蜂の巣に似ていたことから、「蜂巣」と呼ばれて いたのが、いつしか略されて「ハス」と呼ばれるようになりました。
 ハスの花は、上野の忍ばずの池でも、夏に見ることができます。
 
 ●種は、2000年の時を超え
 昭和26年、現・東京大学検見川総合運動場にある、遺跡の泥炭層から、古代のハスの実が発見されました。
 発見した大賀博士が、この種を植えてみたところ、なんと3粒中 1粒が開花!
 見事美しい花をさかせ、米国のLIFE誌にも載るほどの一大ニュースとなりました。

 種は、約2000年も前のもの。
 そんなにも長い眠りの後でも、きちんと花が咲くなんて、やっぱり神秘の力がある気がしますね。。。

縁起のいい野菜:レンコン

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